12月3日、山元町の仮設住宅へ。
ターシャ・デューダみたいに か細くて小さなおばあちゃん。
一緒にアクリルたわしを作った。
毛糸と編み針を持つ手は、とっても冷たくって硬くって、
あー、大変かなーと心配になる。
目の作り方と細編みを何目か一緒にやってみたところで
昔の記憶がたぐられてきた。
「昔はね、セーターや帽子をたくさん編んだのよ。」
そう口にした途端、指はどんどん動いていって、編み目が増えた。
手はしっかりとその感覚を覚えていた。
最初は声も小さく、口数が少なかったおばあちゃん、
ちょっとずつ会話も増えて、楽しそう。
あっという間に、四角いアクリルたわし一枚完成。
次は、丸も作るわ。と、二枚目へ。
うちに帰ったらすぐ使うの・・って
黄色い毛糸でも、つくってみたかなー、おばあちゃん。
この日は、前回お茶と一緒にお出しして、その味が好評だった
ナナエ先生の「がんづき」のレシピも配布。
蒸し器がない場合の工夫もレクチャー。
手順を説明しながら、実際にその場で大きながんづきをふかし、
出来上がりをみんなで試食。
集会所いっぱいにいい香りが立ち込めて。
美味しくて、あったかいがんづきは、みんなを笑顔にした。